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Detailed Biography

永井 基慎 Kishin Nagai

 

東京都出身。東京藝術大学音楽学部附属音楽高等学校を卒業後、同大学音楽学部器楽科を経て渡仏。公益財団法人明治安田クオリティオブライフ文化財団海外音楽研修生としてパリ国立高等音楽院にて研鑽を積み、同音楽院ピアノ科、室内楽科、伴奏科、及び同音楽院修士課程ピアノ科、室内楽科、歌曲伴奏科、ピアノ伴奏科にて学ぶ。また同音楽院ピアノ科修了時にフランス国家演奏家資格を取得。その他パリ地方音楽院コンサーティスト課程室内楽科を修了。

これまでにピアノを岡本孝慈、加藤恭子、長尾洋史、横山幸雄、ジャック・ルヴィエ、プリスカ・ブノワ、ドゥニ・パスカル、ローラン・カバッソ、オルタンス・カルティエ=ブレッソン、フェルナンド・ロッサーノ、テオドール・パラスキヴェスコの各氏に、伴奏法をジャン=フレデリック・ヌーブルジェ、ジェラルディーヌ・デュトロンシ―、ドゥニ・コンテ、大津由美の各氏に、歌曲伴奏法をアンヌ・ル=ボゼック、エマニュエル・オリヴィエの各氏に、室内楽をミシェル・モラゲス、クレール・デゼール、エマニュエル・シュトロッセの各氏に師事。

第63回全日本学生音楽コンクール東京大会高校の部第3位及び全国大会入選。第22回宝塚ベガ音楽コンクールピアノ部門第3位。第34回FNAPECヨーロッパ室内楽コンクール第2位(フランス学士院芸術アカデミー賞)。プロ・ムジチス国際賞2021(フランス)を審査員満場一致で受賞。

またそのほか、パークハウス賞国際室内楽コンクール2021(イギリス)ファイナリスト、第16回リヨン国際室内楽コンクール・デュオ部門(ヴァイオリン&ピアノ)ならびに第21回トリオ・ディ・トリエステ国際室内楽コンクールセミファイナリスト。

野平一郎氏企画静岡音楽館AOI第4期ピアノ伴奏法講座修了。野平一郎、漆原啓子、河野克典の各氏に師事し、修了演奏会にて漆原啓子女史(ヴァイオリン)と共演。

第38回ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭(フランス)にレジデンスアーティスト(ヴァイオリンとピアノのデュオ)として招かれ、トリオ・ヴァンダラーの各メンバー、クリスチャン・イヴァルディ、オリヴィエ・シャルリエの各氏をはじめとする著名演奏家に師事し複数の演奏会に出演。また上記の他、マスタークラス等でこれまでにジャン=フィリップ・コラール、ジョルジュ・プルーデルマッハー、ミシェル・ベロフ、フィリップ・アントルモン、ジャン=クロード・ペヌティエの各氏、ドイツリート伴奏の名手ハルトムート・ヘル氏、アルバン・ベルク弦楽四重奏団の第1ヴァイオリンを務めるギュンター・ピヒラー氏を含む各氏より薫陶を受ける。

 

共演者として、これまでにニキータ・ズィミン、ヴァンサン・ダヴィッド(以上サクソフォーン)、パク・イェラム(フルート)、石若駿(打楽器)、リーズ・ヌジエ(メゾソプラノ)を始めとする国内外の弦楽器・管打楽器奏者、声楽家と共演するほか、ソリストとしてパリ国立高等音楽院オーケストラ(ピエール=アンドレ・ヴァラド氏指揮)、東京ニューシティ管弦楽団等と共演。

また、現代音楽作品の初演並びに録音等へのソリストや鍵盤楽器奏者としての出演や、シテ・ドゥ・ラ・ミュージック(パリ)にてマティアス・ピンチャー氏指揮のもとアンサンブル・アンテルコンタンポランとパリ音楽院の共同公演にてベリオのシンフォニア他に鍵盤楽器奏者(ピアノパート)として出演するなど、その活動は多岐に渡り、これまでに東京芸術劇場コンサートホール、フィリアホール、めぐろパーシモンホール大ホール、津田ホール、宗次ホール、ウィグモア・ホール(ロンドン)、サル・コルトー(パリ)等を含む各地で演奏している。音楽祭への出演も多く、マコン音楽祭、ラ・ロック・ダンテロン国際ピアノ音楽祭、エポー音楽祭(以上フランス)、ワールド・サクソフォン・コングレス(フランス・クロアチア)、パンプローナ・アクシオン・ムシカル(スペイン)、ラジオ・フランス(フランス公共ラジオ)の音楽番組 "Générations France Musique, le live"等にソロやアンサンブルで出演。

CD録音も積極的に行っており、パリ国立高等音楽院在学中にメイヤー財団助成のアルバム制作プロジェクトにアーティストとして選出され、ローマ賞を受賞した最初の3人のフランス人女性作曲家(リリー・ブーランジェ、マルグリット・カナル、ジャンヌ・ルルー)の作品を収録したアルバムを同音楽院のレーベル「INITIALE」よりリリース予定のほか、これまでにフランス、スペイン、ポーランド等のレーベルのもとピアノ曲や歌曲、室内楽曲を録音している。また、これまでにリリースされたアルバムは、ラジオ・フランスやClassicnl(蘭)、ラトビア国立ラジオにて取り上げられたほか、2022年にリリースされたマグダレーナ・ゲカ(アキロン・クァルテット 1stヴァイオリン)とのアルバム「バルトーク ヴァイオリンとピアノのためのソナタ&ラプソディ集」は、蘭ルイスター誌で最高評価の「Luister 10」賞を受賞したほか、仏ディアパゾン誌で4つ星を獲得するなど各誌で高い評価を得ている。

現在は演奏活動の傍ら、パリ国立高等音楽院ホルン科(ジャック・デルプランク教授及びブノワ・ド・バルソニー教授の両クラス)及びコントラバス科伴奏助手(ティエリー・バルべ教授クラス)を務める。

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